■最年少試験官
「バ、バカにするな!」
私は少年の間合いに踏み込み、右腕をとった。
「せいっ!」
先ほどと同じ確かな手ごたえだ。完璧に決まった、そう思った。しかし、その少年は受身をとるまでもなく、何事もなかったように着地する。そんな!私の投げをいともたやすく受け流すなんて…。
「あの男を投げた技だよねこれ!すごい、はじめてみたよ!!ねぇ、ボクに教えてよ!」
少年は、楽しそうに笑ってる…。その笑顔の下にはハンターズギルドの紋章がぶら下がっている。ギルドのハンター!?こんな少年が・・・!!
「キミ、試験受けるんだよね!楽しみだなぁ!!がんばってね!」
これが王立ハンターズギルドの実力なのだろうか。…負けたくない。いや、負けられないんだ。あの人に認められるのは私だけじゃなきゃだめなんだから・・・。
ハンターズギルドの入隊試験で出会ったコジュンとキッド。2人の出会いで物語は新たな展開へと進んでいく。 |